アンテナ一体型無線LAN JRL-849AXS
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4.9 GHz帯に対応したアンテナ一体型無線LAN JRL-849AXS
- 最大30 kmの長距離通信が可能
- 電波干渉の影響が少ない4.9 GHz帯に対応
- アンテナと無線LAN一体構造により、配線などの施工が容易
特長
長距離+高速通信
無線LAN規格IEEE802.11nに対応し,2つのアンテナを実装したMIMO機能により最大300 Mbpsの通信速度を実現しています。また、23 dBiの高利得アンテナにより最大30 km(通信速度:6 Mbps)の長距離通信が可能です。
電波干渉の影響が少ない4.9 GHz帯対応
一般の無線LANと干渉しない4.9 GHz帯を利用しますので、干渉の無い安定した無線回線を構築できます。
本装置を操作するには、無線従事者資格が必要です。
本装置をご使用になる場合は、最寄りの総合通信局(総務省)への登録が必要です。
施工が容易
アンテナと無線LANが一体構造で、かつPoE機能よりEthernetケーブル1本を配線するだけですので、施工が容易です。
同期ファームウェアアップデート機能
ファームウェアをバージョンアップする際に、設定した時刻に合わせてバージョンアップを実施できるためバージョンのばらつきによるネットワークの不具合が発生し辛くなります。
障害時のファームウェア二面構成
万が一ファームウェアが破損し再起動が出来なくなった場合、予備の面から起動することで障害の復旧対応を容易にします。
WEBブラウザによる遠隔からの機器監視
通信状態の確認を遠方から行えます。また、通信状況の確認内容は主にグラフ表示になっているため、変化を容易に把握できます。
IP66 対応の防水機構
保護特性IP66 に対応し、台風などの激しい雨でも浸水の恐れがない防水性能を有します。
広い動作温度範囲
低消費電力
外形寸法図
外形寸法図
標準取付方法
仕様
項目 | JRL-849AXS | |
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特定無線設備の種別 (適合証明規則) |
証明規則第2条第1項第19号の5 5 GHz帯無線アクセスシステム用基地局 証明規則第2条第1項第19号の9 5 GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動局 |
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設計認証番号(※) | 電波法:007-AJ0059(※:内蔵無線LAN型名 JRL-849ALAにて認証) 電気通信事業法:D210050007 |
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無線性能 | 周波数 | 4.9 GHz帯(4900~5000 MHz) |
チャンネル帯域幅 | 20 MHz、40 MHz | |
チャンネル | 20 MHzシステム:4920 MHz、4940 MHz、4960 MHz、4980 MHz 40 MHzシステム:4930 MHz、4970 MHz |
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空中線電力 | 28.8 mW(+20%, -80%) | |
変調方式 | 直行周波数分割多重(OFDM)方式 | |
無線伝送速度*1 (規格値) |
20 MHzシステム: 6〜54 Mbps(IEEE802.11a/j) 6.5〜144 Mbps(IEEE802.11n/j) 40 MHzシステム: 13〜300 Mbps(IEEE802.11n/j) 自動切替または固定(設定による) |
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無線機能 | 通信規格 | IEEE802.11j/n |
通信モード | インフラストラクチャ(AP/STA) メッシュアクセスポイント |
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無線チャンネル選択 | AP:設定により固定、STA:APに自動追従 | |
QoS機能 | JRC QoS*4、IEEE802.11e | |
暗号化機能 | WEP、 WPA-PSK(TKIP/AES)、 WPA2-PSK(TKIP/AES)、 IEEE802.11i、 IEEE802.11w、 独自暗号化方式 |
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接続端末数 (暗号化毎) |
暗号化有り: - IEEE802.11w 128台 - IEEE802.11i 128台 - AES 1_SSID時 123台 16_SSID時 108台 - TKIP 1_SSID時*5 63台 16_SSID時*6 48台 - WEP 128台 - JRC暗号(独自) 128台 暗号化無し:128台 ※端末の接続台数が増えると、装置の処理性能やスループットが低下することがあります。 |
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有線側パケット長 | 64~4096(CRC 4B、およびVLANタグ除く) | |
マルチキャスト機能 | フラッティングモード*7、リピータモード対応 | |
管理機能 | SNMPエージェント機能(v2) WLC*8 オプションによる監視 |
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設定機能 | HTTP(Interenet Explorer 11以上)、SNMPによる設定 | |
その他機能 | MACアドレスフィルター MAC認証(WLCオプションが必要) SSIDステルス機能 子局間通信禁止 |
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インターフェース | LAN | 100BASE-TX/1000BASE-T AUTO-MDI/MDX |
表示(LED) | PWR:装置に電源が入ると緑色に点灯 W1:認証接続、かつ設定受信レベル以上になると緑色に点灯 信号強度低下時、およびメッシュ接続時点滅 W2:未使用 |
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構造等 | 外形寸法 | W428×H428×D86 mm(突起物を除く) |
質量 | 約6.6 kg以下(取付金具含む) | |
設置環境 | 防水・防塵規格:IP66 方向調整範囲:仰角-40~+35度 対応ポール径:φ48~77 mm |
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アンテナ | 形式 | 導波器付64パッチ型平面アンテナ |
周波数範囲 | 4,900 ~ 5,100[MHz] | |
利得 | 23 dBi(最大) | |
半値角 | E面:約7度(平均)、H面:約7度(平均) | |
最大入力電力 | 3 W | |
インピーダンス | 公称50 Ω | |
定在波比(VSWR) | 2.0以下 | |
電源 | PoE:IEEE802.3at(type1)準拠 | |
消費電力 | 12 W以下 | |
環境条件 | 動作温度:-20 ℃~+50 ℃ 動作湿度:20%Rh~95%Rh(結露しないこと) 耐風速:60 m/s:通信可能、90 m/s:非破壊 ※耐風速60 m/s以上を考慮する際、ポール径φ70 mm以上を使用すること |
*1 : 表示の数値は、無線LAN規格の理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度と異なる。
*2 : Multiple-Input and Multiple-Output
*3 : Single-Input Single-Output
*4 : SSID毎、あるいはCOS値による優先制御(4クラス)設定可能。優先Queueを全て処理してから
次優先を処理するPriority Queuing機能ではなく、低優先Queueにも送信機会を与える方式
*5 : Hardware暗号59台+Software暗号4台=計63台
*6 : Hardware暗号44台+Software暗号4台=計48台
*7 : 無線区間を双方向で無線再送を行う(APからSTAへのマルチキャスト再送に対応する)。
当該モード時はリピータ動作となる。
*8 : Wireless LAN Controller(JRC型名NID-100)