気象レーダーシステム Sバンド気象ドップラーレーダー
- HOME
- 製品/ソリューション
- 気象レーダーシステム Sバンド気象ドップラーレーダー
- 防災情報システム・ネットワーク
- 気象レーダーシステム

Sバンド気象ドップラーレーダーは海外において、降雨強度、速度を三次元的に検出し、気象現況の把握あるいは激しい災害現象をもたらす気象予測に使用する気象観測用ドップラーレーダーシステムです。Cバンド、Xバンドのレーダーに比べて、より広範囲の観測データの出力を可能としています。
特長
- 直径5mパラボラアンテナを使用し、全方位および-2°から+90°の仰角範囲を、毎分1~6回転で高精度に走査が可能です。固体化送信機を採用することで、送信管の定期交換が不要となります。
- 制御用コンピューターにて観測手順をプログラミングすることで、強度/ドップラー観測を様々な空中線仰角および水平走査速度により実行し、最大半径450kmの範囲における気象現象を三次元的に自動観測できます。
- 得られたエコー強度、ドップラー速度、速度幅の観測元データや加工処理された各種気象プロダクトを、データ処理収録用PCに表示します。また大容量ハードディスクに各種データを自動収録できます。
- GPS時計を採用し、複数台のレーダー装置の観測同期を取ることが可能です。データ圧縮等の処理により64kbps程度の狭帯域通信ネットワークでも遠隔地からのシステム運用が可能です。
仕様
レドーム直径 | 8 m |
---|---|
空中線直径 | 5 m |
空中線ビーム幅 | 1.56°(3 dB 電力低下点) |
周波数 | 2.8 GHz帯 |
送信装置および送信出力 | 固体化送信機、10 kW(ピーク) |
受信機ダイナミックレンジ | 110 dB 確認必要以上(STCとの組み合わせによる) |
速度検出、クラッタ除去 | FFT方式 |
観測範囲 | 雨量強度:450 km、ドップラー速度:200 km |