マルチラテレーションシステム(MLAT)
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複雑な交通管制サービスと空港での安全をサポートする光接続型マルチラテレーションシステム「J-AERO」
- 光ファイバーによる直接伝送とRF信号の集中処理
- 空港周辺30NM程度までの航空機の監視が可能
- 国際標準のインターフェイス
マルチラテレーションシステム(MLAT)とは
空港面の航空機の位置を監視するシステムです。夜間・悪天候時など、管制塔からの視界が悪い状況でも航空機の位置を正確に把握することができ、安全かつ効率的な航空管制を行う事ができます。
また、管制用途だけではなく、着陸料、停留料の課金管理、空港周辺を監視するセンサーとしても応用することが可能です。
JRCのMLATは世界標準を上回る測位精度を実現しています。実際の空港での評価において、滑走路で12m(ED-117A)の測位精度誤差基準に対し、3mの測位精度誤差を達成しています。
特長
光接続 (RoF : RF over Fiber)
受信ステーションを光接続とすることで、受信信号を屋内に直接伝送することができるようになりました。その結果、従来屋外に設置していた信号処理機能を、屋内に集約することができます。
既存のシステムでは、建物や障害物の影響(マルチパス)を回避するために、多数の受信ステーションを設置する必要がありましたが、J-AEROでは、より少ない設備でも安定した位置計算が可能です。
アンテナサイトに電源やLANケーブルがないため、雷による被害を低減することができます。
空港周辺も監視可能
空港周辺30NM程度までの航空機の監視も可能です。
TSR(Terminal Area Surveillance Radar)やSSR(Secondary Surveillance Radar)が整備できない地域でも、空港面・空港周辺、両方の監視を実現できます。
国際標準のインターフェイス
以下のインターフェイスに準拠していますので、先進型地上走行誘導管制システム(A-SMGCS) 、リモートタワーなどの既存のシステムと組み合わせて使用することが可能です。
Video Data:ASTERIX 10
Control / Monitor:SNMP
Expansion:ADS-B
A-SMGCS概略図
リモートタワーとの組み合わせ例
シンプルな送受信局
送受信局をシンプルな構造とすることで、保守性が向上しています。
特に受信局に関しては、省電力化による光給電を可能にしたことで、メンテナンス性が向上し、ライフサイクルコストが低減できます。
受信局は小型・軽量化を実現することにより、設置場所の柔軟性を向上させています。
低い導入コスト
航空機側の装備は従来のものを使用できるため、導入コストが低減できます。
機能
MLATは、航空機に搭載されたSSRモードS、A、C、トランスポンダーからの受信信号の到着時間差を使用して、航空機の位置を計算します。 このシステムは、滑走路と空港ターミナル周辺に設置された3つ以上の受信ステーションで構成されます。航空機のトランスポンダーからの応答信号が少なくとも3つの受信ステーションで受信され、それらの間の受信時間差に基づいて双曲線を描き、航空機の位置が検出されます。
従来のSMR(Surface Movement Radar)では、悪天候や建物の影により表示されないエリアが発生しましたが、MLATではこのような状況でも精度の高い位置検出が可能です。
システム構成
MLATは、上記のように地上に配置した複数の受信ステーションにより構成されます。受信ステーションの数は、滑走路の本数や、空港の地形をシミュレーションすることによって決定します。
機器室に設置した信号処理部で位置計算した後、管制室のモニターに表示します。MLAT単体での表示が不要な場合は、航空機位置情報をHMI(Human Machine Interface)などの管制表示装置に渡すことができます。
マルチラテレーションシステム イメージ
紹介ムービー
マルチラテレーションシステムを動画で紹介します。
仕様
| ED-117準拠 | |||
| ASTERIX 10、SNMP対応 | |||
| 位置精度 | 滑走路・誘導路・エプロンで誤差7.5 m以下(95 %)、誤差12 m以下(99 %) | ||
|---|---|---|---|
| 周波数 | 1090 MHz(応答信号)、1030 MHz(質問信号) | ||
| 環境条件 | 屋外 | -30 ℃ ~ +60 ℃ | |
| 屋内 | 0 ℃ ~ 40 ℃ | ||
| 電源 | AC100 ~ 230 V | ||


