25GHz帯小電力データ通信装置 NTG-2502
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免許不要で長距離無線LANを簡単に構築
光回線の代替に、無線伝送速度240Mbpsの超高速データ通信

特長
NTG-2502は、25GHz帯を利用する免許不要の無線LAN装置です
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60GHz帯(ミリ波)と比較して降雨による減衰に強く、より長距離の通信が可能
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フルHD・4K・8Kカメラ映像の伝送や、災害時の臨時回線、工事現場、仮設オフィスなど、さまざまな場面で迅速にネットワークを構築可能
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免許や通信にかかるランニングコストが不要なため、光回線の代替(FWA)としても活用可能
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2.4/5.6GHz帯無線LANのように複数機器による混信や接続干渉を受けることがなく、安定した通信が可能
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超高速データ通信 無線伝送速度最大240Mbps(実効スループット180Mbps)の超高速データ通信 |
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ダイナミックTDD 機能 データ量に応じて、上り、下りの伝送速度の割合を自動制御 |
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QoS 機能 音声、動画など、低遅延が要求されるデータを優先的に伝送 |
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多彩な方向調整ツール 「WEB ブラウザ」「方向調整治具 」「テスタ 」状況にあわせ最適なツールを選択可能 |
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撥水塗装 水を弾くため、降雨、降雪時の水膜による電波減衰を大幅に軽減 |
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耐重塩害塗装 海岸付近の「重塩害地域」でも使用が可能な優れた耐環境性能 |
最大240Mbpsの超高速・低遅延通信
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無線伝送速度最大240Mbps(実効スループット 180Mbps)
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QoS機能により、音声や動画など低遅延を要する通信を優先制御可能
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約1msの低遅延性能により、リアルタイム監視や産業用制御分野にも最適
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「ダイナミックTDD 機能」「適応変調機能」「QoS 機能」
ダイナミックTDD 機能とは? データ量に応じて、上り下りの伝送速度の割合を自動制御します |
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適応変調機能とは? 回線を維持するため降雨減衰や伝搬路の状況によって、最適な変調方式に自動で切替えます |
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QoS 機能とは? 音声、動画など低遅延が要求されるデータを優先的に伝送します |
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過酷環境対応の耐久設計
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保護等級IP67の防水性能
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耐風速60m/s(通信可能)、90m/s(非破壊)
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沿岸部や豪雨などの過酷な環境下でも安定して稼働
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撥水・耐塩害塗装(オプション)により塩害地域でも使用可能
- 産業用制御分野にも最適で、産業用無線LANとして屋外にも容易に設置可能
強固なセキュリティ
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デジタル庁・総務省・経済産業省共同策定のCRYPTREC暗号リストで推奨された128bit Camellia暗号(※)に対応
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政府機関推奨の高水準暗号技術を採用することで電子政府向け調達指針にも適合した強固なセキュリティを実現
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企業・公共機関でも安心して導入可能な高いセキュリティ水準を確保
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SNMPv3に対応しており、セキュアなネットワーク監視が可能です。
*Camellia は、日本電信電話株式会社と三菱電機株式会社の登録商標です。
簡単な設置を実現
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WEB ブラウザでの装置の設定により、スピーディにネットワークを構築
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パソコンで受信レベルの確認や音によるアンテナ調整が可能
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無線局免許、無線従事者免許不要
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可搬トランクセット(オプション)なら、緊急時に30分以内で現場展開可能
システム構成・伝送距離
システム構成例

接続構成例
カスケード接続(多段接続)
■ NTG-2502を多段接続することで、伝送距離を延長可能
■ 工場や山間部、都市部、ビル間など、見通しが悪い環境でも安定通信可能
バルク接続
■ HUB併用により、リンクアグリゲーションも可能
■ データ量の多いシステムでも、バルク接続により安定した高速伝送を実現
■ 有線回線のバックアップ用途としても活用可能
通信距離

通信距離 | |||
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変調方式 | 64QAM | 16QAM | QPSK |
スループット | 180Mbps | 120Mbps | 60Mbps |
晴天 | 3.8km | 9.1km | 21km |
強い雨* | 1.7km | 2.7km | 4.3km |
*強い雨は、ITU-R P.530 R0.01=50mm/h(東京)稼働率99.96%で計算
工場内ネットワークの無線化に
■ 有線不要で、工場内LAN・監視カメラシステムをすばやく構築
■ レイアウト変更や増設時にも柔軟に対応可能
災害時の仮設・臨時通信回線として
■ 光回線代替として、即時展開できる無線バックホール
■ 地震や豪雨などで有線回線が寸断された際、緊急通話や映像伝送用インフラを即時に構築可能
■ 可搬型の仮設回線として、BCP(事業継続計画)にも有効

線路、道路、河川の横断に最適
■ 地中配線不要、低コストで無線通信構築を実現
■ 光ケーブル敷設工事が不要
■ 有線工事が困難なケースにおけるラストワンマイルの構築に
専用ツール
スピーディに、より確実に無線ネットワーク構築をサポートする専用ツール
マネジメントツール
WEB ブラウザ上で受信レベルを表示します。また、受信レベルの強弱を音でも確認できます。
方向調整治具(オプション)
最大倍率9倍のスコープタイプの方向調整治具を使用することで、装置の電源を入れることなく、スピーディに方向調整ができます。
受信電力モニタ端子
受信レベルをお手持ちの汎用テスタで確認できます。NTG-2502 本体とテスタは、方向調整用受信モニタケーブル(オプション)で接続します。受信電力モニタ端子は、受信レベルを電圧に変換して出力します。
臨時回線構築パック(オプション)可搬トランクセット
防水性、耐久性に優れたプラスチック製防水ハードケース内に、臨時回線の構築に必要なすべての機材を収納したNTG-2502 専用可搬トランクセットです。
小型軽量のため可搬性に優れており、必要時にすぐに持ち出しできます。また、特殊なスキルは不要です。約30 分で臨時回線を構築できます。
優れた施工性
付属の六角棒レンチ1本で組み立てが可能です。また、専用の方向調整治具を使うことで、スピーディでより確実に無線ネットワーク構築が可能です。
厳しい耐久性規格に適合したトランク
IP67(日本工業規格)はもとより、アメリカ国防総省制定MIL 規格(MIL-STD-810F/810G)などに適合した防水性、耐衝撃性に優れたトランクです。運搬時の負担を軽減するプラスチック製防水ハードケースを採用しています。
仕様・外形図
仕様
項目 | NTG-2502 |
---|---|
無線周波数 | 24.77-25.23 GHz |
利用可能CH数 | 広帯域動作モード 20ch 狭帯域動作モード 23ch |
通信方式 | TDD |
システム構成 | Point-to-Point |
変調方式 | 64QAM/16QAM/QPSK |
送信出力 | 3mW(最大) |
無線区間伝送速度 | ・広帯域動作モード:240/160/80Mbps(適応変調) ・狭帯域動作モード:150/100/50Mbps(適応変調) |
スループット | ・広帯域動作モード 180/120/60Mbps ・狭帯域動作モード 108/72/36Mbps |
TDD比率 | 自動制御/固定 |
QoS機能 | 優先制御(8クラス) |
装置監視機能 | WEBサーバ実装/SNMP機能 |
インタフェース | 10/100/1000BASE-T*1 |
給電方式 | IEEE802.3at TYPE2(PoE+) |
装置構成 | 無線装置・取付金具 |
消費電力 | 25.5 W以下 |
使用温度範囲 | -33 ℃~+50 ℃ |
防水 | IP67 |
装置外形サイズ | 190.2 ± 0.3(W) X 190.2 ± 0.3(H) X 72.5 ± 0.6(D) mm |
質量 | 無線装置 : 2.55kg以下 取付金具 : 約0.5kg |
*1:Auto MDI/MDI-X 対応
装置構成
■ NTG-2502 本体
■ 取付金具(貫通型、耐風速90m/s(非破壊)、60m/s(通信可能))
● 給電用のPoE HUB またはPoE インジェクターについてはお客様にてご準備願います。
● 防鳥対策・環境色対応ご希望のお客様については別途ご相談とさせていただきます。
オプション
■ 方向調整治具
■ 方向調整用受信モニタケーブル
■ 可搬トランクセット
■ 撥水塗装
■ 三脚
■ 三脚ケース
■ 三脚取付用金具
■ 耐重塩害塗装
外形寸法図

取扱説明書 ダウンロード
下の表よりファイル名をクリックし、ダウンロードして下さい。
項目 | 版数 | ファイル名 | ファイル 形式 |
ファイル サイズ |
登録日 |
---|---|---|---|---|---|
取扱説明書 | 1.0 | 2502_manual_1-0.pdf | 5.3MByte | 2024年10月4日 | |
マネジメントツール 取扱説明書 |
1.0 | 2502_MT_manual_1-0.pdf | 4.9MByte | 2024年10月4日 | |
簡易マニュアル | 1.0 | 2502_quickreference_1-0.pdf | 1.6MByte | 2024年10月4日 |
ソフトウェア ダウンロード
下の表よりファイル名をクリックし、ダウンロードして下さい。
項目 | 版数 | ファイル名 | ファイル 形式 |
ファイル サイズ |
登録日 |
---|---|---|---|---|---|
装置ソフトウェア(ダウンロード後、解凍して下さい) | 1.00 | 2502_Ver1-00.7z | ZIP | 8.49Mbyte | 2024年10月4日 |
MIB定義書とMIBファイル | 1.0 | 2502_MIB_1-0.7z | ZIP | 0.87Mbyte | 2024年10月4日 |
装置ソフトウェアのバージョンアップに関して
装置ソフトウェアをパソコンにダウンロードした後に解凍します。MT(マネジメントツール)のソフトウェアダウンロード機能により、装置のソフトウェアをバージョンアップして下さい。
装置のソフトウェアのバージョンアップ手順については、マネジメントツール取扱説明書の「ソフトウェアダウンロード」の説明に従い行って下さい。
お客様が装置のソフトウェアのバージョンアップを行う場合は、下記の「装置ソフトウェアのバージョンアップに関するご注意」をよくお読み下さい。
装置ソフトウェアのバージョンアップに関するご注意
- 装置のソフトウェアのバージョンアップ作業は、お客様の責任において行ってください。
- 装置のソフトウェアバージョンアップ中は、故障の原因になりますので、絶対に無線装置の電源を切らないで下さい。
- 不測の事故(作業中の停電等)によってソフトウェアのバージョンアップ作業が失敗し、装置が正常に動作しなくなった場合は、故障修理の対象となります。
装置ソフトウェア
Ver.1.00 — 2024年10月4日初版。
MIB定義書とMIBファイル
Ver.1.0 — 2024年10月4日初版。
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