TS伝送方式TTL装置JBN-350シリーズ
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高い信頼性とメンテナンス性を実現
- ユニットの耐食性向上
- デジタル信号処理化による経年劣化低減
- 15年オーバーホール不要
- 各ユニットにロギング機能を搭載
特長
高い信頼性
- ユニットの耐食性向上
ファンによる冷却空気を部品に直接当てない構造により、高耐食性を実現しました。 - デジタル信号処理化による経年劣化低減
従来のアナログ回路による処理をデジタル信号処理へ置き換え、また最新デバイスを採用することにより、経年劣化を低減させました。 - DPD方式採用による広帯域歪補償
DPD(デジタルプリディストーション)の採用により、広帯域で安定した歪補償が可能となり、省電力化と多チャンネル化を実現しました。 - 送信波の常時監視
送信装置内に信号折返し回路を実装することで、回線品質の常時監視が可能です。
メンテナンス性の向上
- 15年オーバーホール不要(電源装置を除く)
- 各ユニットにロギング機能
受信入力レベル、装置アラームログ等を内部メモリーに記録することで、迅速な障害解析が可能です。 - チャンネル設定が容易
送信変換器、受信変換器は、バンド内すべてのチャンネル設定が可能です。また、C / M / D バンドは、バンドを超えての設定も可能であるため、予備ユニット数を削減できます。
その他の特長
- 送信切替にPINダイオードスイッチによる高速切替を用いて、準シームレス切替対応としました。
- 受信装置は同相合成スペースダイバーシティ(SD)方式をオプションで選択可能です。
- SD調整作業の改善
SD受信変換器での main / sub 導波管長差補正をデジタル処理化することで、従来のケーブルを用いた調整作業を不要としました。 - TS信号遅延付加が可能
64 QAM変調器、64 QAM復調器共に遅延付加が可能であるため、SFNを確保したまま装置更新が可能です。 - 従来型装置との対向通信が可能
弊社製従来型送信装置とJBN-350形受信装置間で対向通信が可能であるため、局毎に別日程での装置更新が可能となり、装置更新時のリスク分散が可能です。 - 消費電力を削減
従来機に比べ、送信装置で約30%、受信装置で約20 %消費電力を削減しました。
仕様(TS伝送方式TTL装置)
項目 | 仕様 |
---|---|
無線周波数帯 | B、C、M、D、N、E、F、G バンド |
送信電力 | B、C、M、D、N バンド:2 W / 4 W※ E、F(L)バンド:1 W F(H)、G バンド:0.5 W |
変調方式 | 64 QAM値直交振幅変調(64 QAM) |
復調方式 | 同期検波再生中継方式 |
入出力信号 | 放送TS(DVB-ASI) IFFTサンプリングクロック(512 / 63 MHz) フレーム同期信号 サービスチャンネル信号(128 kbps、調歩同期) |
受信電力 | 最大受信入力 B、C、M、D、N バンド:-36 dBm ± 10 dB(M、NはSDのとき) M、N バンド:-44 dBm ± 10 dB E、F、G バンド:-27 dBm ± 7 dB |
電源電圧 | AC単相 / 三相 200 V ± 15 %(50 / 60 Hz)、AC単相 100 V ± 15 %(50 / 60 Hz) |
※:開発予定仕様