土砂災害監視システム

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画像:土砂災害監視システム

近年、大規模災害時における壊滅的被害を回避するため、砂防の降雨量などの情報や災害時の当該施設状況に関する情報を的確かつ迅速に把握し、その管理に万全を期するとともに伝達することが急務となっています。

特長

土砂災害は、一般的に地形や地質などの要因に加え、降雨をきっかけとして発生すると考えられています。河川氾濫については、水位を観測することで危険性を把握することが可能であるが、土砂災害に対してはいくつかの特徴的な前兆現象が確認される場合もあるものの、その発生の危険性を定量的にとらえるのは困難です。土砂災害発生の誘因として大きな比重を占めるのは、降雨量であり過去の災害事例を見ても災害の発生は流域面積1km²より小さな渓流に集中しており、土砂災害防止の為には局地的な降雨量の発生を把握する必要があります。このため、土砂災害の危険要因箇所などの降雨量をもとに情報収集、処理装置の整備を行い、土砂災害の危険性を把握し、警戒・避難活動の支援を図るためのシステムです。

仕様

土砂災害雨量情報の収集

降雨の情報を観測するタイミングは種々有り、観測局から監視局までの情報伝送方式は複数の方式を組み合わせて情報収集を行うが、ここではイベント方式に関して、説明します。イベント(事象)が発生する毎にその情報を伝送する方式です。単一無線回線を用いた情報伝送に用いられます。イベントの発生をリアルタイムに伝送できるため、情報の検出後直ちに情報伝送を必要とする土砂移動検知情報の観測に用いられます。また、降雨情報も土石流の発生を予測するために重要な情報であるため、転倒マス型雨量計の動作をイベントとして、イベント情報伝送を行う。平常時は、1時間に1回の起動であるが、砂防雨量観測局は、転倒マス型雨量計が1mmの雨量を計測したときは即時起動します。

伝送方式の主な仕様を以下に示す。

通信方式 観測局自動起動方式
符号方式 NRZI等長符号方式
伝送速度 1200bps
伝送手順 HDLC準拠
変調方式 周波数変調方式
中心周波数 1700Hz
周波数偏移幅 ±400Hz
通信回線 400MHz帯無線回線、多重回線

システム構成例

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