日本無線株式会社（本社：東京都中野区、代表取締役社長：小洗 健、以下JRC）とニチモウ株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：青木 信也、以下ニチモウ）は、洋上風力発電の地域振興・漁業協調に貢献できるスマートDX漁業システム^※の開発においてパートナーシップ協定を締結しました。水産市場で多くの事業に取り組み、広い分野の製品・サービスで漁業の発展に貢献しているニチモウと高い技術力で海洋ソリューションに長年取り組んでいるJRCの強みを活かし連携することにより、漁業の生産性向上と地域経済の発展に貢献します。

概要

世界で自国でのエネルギー確保や脱炭素の動きが活発化しており、日本でも洋上風力発電がエネルギー確保の一つの柱として注目を浴びています。更にその洋上風力発電を活用した、地域振興や漁業・海洋産業の発展も日本や地域の発展に重要な取り組みとなってきています。

洋上風力発電設備は漁業を営む地元事業者の生活と密接に関係しており、地域産業の活性化・新たな産業の創出などが求められています。また、地域により人口・経済規模や漁業市場は異なるため、それぞれの特長を活かした地域振興を目指す必要があります。

ニチモウとJRCは両者の強みを活かした地域密着型の新たな漁業者向けのソリューションを生み出し、これまでにない漁業を成長・安定させ継続的な収益を実現するスマートDX漁業システムの提案をしてまいります。

2月19日（水）より開催されている「WIND EXPO【春】～第15回【国際】風力発電展～」では、既に始まっている両者連携による地域振興・漁業協調に向けた様々なソリューションをご紹介します。ぜひご来場ください。

ニチモウの強み

ニチモウは100年以上にわたり、漁網やロープに限らず水産業で使用する資材や環境に配慮した漁具資材を提供してきました。これまで培った技術・ノウハウを活かして、洋上風力発電を活用した地域振興・漁業協調で新たな漁具などを提供し「浜から食卓まで網羅し繋ぐ」をモットーに地域や水産業の発展に貢献していきます。

JRCの強み

JRCには漁業協調、地域振興に貢献可能な沿岸部、沖合、港湾地域、洋上施設におけるさまざまな用途に応じた船舶搭載機器（航海装置・無線装置・舶用システムなど）や海域監視システムなどがあります。長年培った技術力を活用し、漁業の振興および地域の発展に貢献できる海洋ソリューションを提案します。

※ スマートDX漁業システム
ICT技術を用いて漁場や養殖場におけるさまざまなデータを収集し、漁業の効率化と持続可能性を向上させる取り組みです。 人手不足や技術継承など業界全体が抱える課題に対応し、生産性向上や所得増加などのメリットがあります。

関連情報

・JRC ニュースリリース（2025年2月14日発表）
　展示会情報：『WIND EXPO【春】～第15回【国際】風力発電展～』に出展します

・ニチモウ株式会社 公式ウェブサイト

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