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【再掲載】重要なお知らせ:弊社製舶用機器におけるGPSロールオーバー発生のお知らせ

製品情報重要なお知らせ

5月15日発生のGPSロールオーバーにより、インマルサットCのLRIT機能が停止する重要事項となるため再掲載します。

お客様各位

平素は弊社製品をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。

弊社製舶用機器のGPS受信機およびGPSモジュール内蔵機器において、下記の対象機器は2022年5月15日にGPSのロールオーバー*1が発生しますのでお知らせいたします。

このロールオーバーにより、通常の使用においては測位動作自体には影響はございませんが、表示される年月日が起点日に戻ります(過去の日付になります)。
また、一部の機器では通信機能に支障をきたしますので、下記2項の対応が必要となります。
詳細については、下記の「2.発生する症状と対応」をご覧ください。

*1 GPSのロールオーバーとは:
GPSの年月日の有効期限は起点日から約19.6年です。 このため基準となる起点日(2002年9月29日)から19.6年経過後に年月日が起点日(19.6年前)に戻ります。この起点日に戻る事象をGPSロールオーバーと呼びます。

1.対象機器

  • インマルサットC船舶地球局(JUE-85)
  • インマルサットmini-C(JUE-95SA/JUE-95LT/JUE-95VM)
  • インマルサットFleet Broadband FB250(JUE-250)
  • GPS航法装置(JLR-7700MKⅡ)
  • GPS受信機(JLR-4330/4331)

2.発生する症状と対応

ロールオーバー発生日: 2022年5月15日(起点日:2002年9月29日)

対象機種名 型名 製造番号 発生症状 対応
インマルサットC
船舶地球局
JUE-85 GR10251~GR23738 スケジュール送信、LRIT及びVMSの送信が停止する。
送信データ内及びログ機能の年月日が起点日に戻る。
ソフトウェア更新*2
インマルサット
mini-C
JUE-95SA GR10051~GR23188 ソフトウェア更新*2  
JUE-95LT GR11703~GR23598 ソフトウェア更新*2    
JUE-95VM GR10001~GR23593 ソフトウェア更新*2    
インマルサット
Fleet Broadband FB250
JUE-250 全ての製造番号 インマルサットネットワークへの登録処理が正常に動作せず通信ができなくなる。
装置内部時計とログ機能の年月日が起点日に戻る。
ソフトウェア更新*2

JUE-250ソフトウェアバージョンの確認方法
GPS航法装置 JLR-7700MKⅡ KE47190以降 ロールオーバー発生日以降に「装置のマスターリセット」もしくは「内蔵バッテリの交換」を行った場合には年月日が起点日に戻る。 年月日が起点日に戻った場合は、
下記の要領で正しい日時に再設定
することにより正常動作へ戻りま
す。

JLR-7700MkⅡの設定方法
JLR-4330、JLR-4331の設定方法
GPS受信機 JLR-4330 KE54239以降
JLR-4331 KE50479以降

*2:対象機器をご使用のお客様は、製品型名を弊社担当営業またはマリンシステム営業部まで連絡願います。ソフトウェア更新についての対応費用は有償となります。

関連情報

  • ニュース(2018年6月12日)
    弊社製舶用機器におけるGPSロールオーバー発生のお知らせ

お問い合わせ先

ご不明点につきましては、下記の弊社マリンシステム営業部まで、お問合せいただきますようお願い申し上げます。

日本無線株式会社
マリンシステム営業部
Tel:03-6832-1807
FAX:03-6832-1844

注)内容はリリース時現在のものです