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日清紡ブレーキの自動車テストコースでローカル5Gシステムの運用開始へ

研究情報

日本無線株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:小洗 健、以下JRC)は、日清紡ブレーキ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石井 靖二、以下 日清紡ブレーキ)の技術開発フィールドである旭テストコース(千葉県旭市)に、ローカル5Gシステムを構築しました。
自動車テストコースにおいてローカル5Gシステム実用無線局免許を取得し、電波伝搬検証やシステム実証を経て、本年秋より実運用を開始します。

旭テストコース全景旭テストコース全景

概要

JRCは日清紡ブレーキとの協働により、自動車ブレーキ性能試験を実施する技術開発フィールドである旭テストコースにてSub-6帯(4.8 - 4.9 GHz帯)ローカル5Gシステムを構築しました。
ローカル5Gシステムでの大容量情報伝送、低遅延な遠隔操作・監視・制御により、テストコースで発生する様々な現象を遠隔地の技術開発拠点(群馬県館林市)とリアルタイムで情報共有することで、技術開発業務の効率化と共に高付加価値化を実現します。

ローカル5Gシステムの導入により、テストコースを試験走行する車両から得られる多種、大容量な試験データや高精細カメラによる路面状態の観測映像のリアルタイム解析が可能となり、技術開発期間の短縮や即時の再現試験によって技術開発の高付加価値化が期待されます。
今回、JRCが開発したローカル5Gシステムは、シャープな指向性を持つ高利得アンテナの実装によって理想的な電波伝搬とし、自動車テストコースに求められる細長い通信エリアを効率的にカバーすることを可能としました。

JRCは、これまでのテストコースへの導入実績を重ねてきた高精度監視カメラ、入退場ゲートシステム、ネットワークセキュリティ等の信頼性の高い技術と併せて、今後は新たに開発したローカル5Gシステムを組み合わせたシステム構築を日清紡ブレーキとともに推進します。


基地局外観基地局外観

アンテナ外観
アンテナ外観

車載アンテナ外観
車載アンテナ外観

お問い合わせ先

報道機関
日本無線株式会社
経営企画部 広報担当
TEL:03-6832-0721

その他
日本無線株式会社
民需事業統括部 民需営業グループ
TEL:03-6832-1727

注)内容はリリース時現在のものです