スピードログ JLN-900｜JRC 日本無線株式会社

船速計

特長

相関式による正確な測定

相関式は、水温や塩分濃度による、超音波の伝搬速度などの影響を受けないため、離着桟時やドッキング時における高精度な対地および対水船速測定を実現します。

50,000GT以上の船舶でも1台のみで搭載要件に満足

＊2014 年 7 月 1 日発効の MSC.334（90）

JLN-900は、対地・対水船速距離計のシステム系統が完全に分離しているため、1台のみでIMO MSC.334（90）に満足することが主要船級協会より認められています。JLN-900は、最小限の設備と費用で搭載要件に対応することが可能です。

対地・対水振動子一体化によるコスト低減

対地用、対水用のそれぞれ独立した振動子を組込み一体化しています。設置の際は、船底開口とシーバルブが１個で済むため、設置工事の省力化とコスト削減に寄与します。

様々な表示器をラインアップ

システム構成図

系統図

外形寸法図

仕様

速度計測

対水速度
超音波の周波数	3.8 MHz 及び 4.2 MHz（船速はトランスデューサーの表面から120 ～ 140 mm 下の海水中の超音波反射物を対象に測定される）
計測水深	トランスデューサーからの水深は 3 m 以上あること
計測速度範囲	± 50 kn
計測精度	0.1 kn 以下又は計測値の 1.0 ％の内、大きい方
対地速度
超音波の周波数	150 kHz（船速はトランスデューサー直下の海底のある範囲における超音波反射状況により測定される）
計測水深	トランスデューサーの下から 2 m 以上あること
計測水深範囲	トランスデューサー表面から 2 ～ 250 m 計測
計測速度範囲	40 kn
計測精度	0.2 kn 以下又は計測値の 2.0 ％の内、大きい方
航海距離の計測
表示範囲	積算：99999.9 NM、トリップ：9999.99 NM
計測精度	対水航行距離 : 1.0 ％以下
対地航行距離	2 ～ 10 NM: 0.2 ％以下、10 ～ 50 NM: 0.1 ％以下、50 NM 以上 : 0.05 ％以下
出力信号
デジタル	①シリアル出力信号：23【IEC 61162 - 1 Ed.4.0 （2010）（NMEA 0183 V - 4.00）】 ②『200 パルス / 1 NM』信号（c 接点 : 4、b 接点 : 4、フォトカプラ : 8）
アナログ	± 0.1 V / 1 NM
電源仕様
NJC-80 信号処理器	電圧 AC 100 / 220 / 230 V、周波数 47.5 ～ 63 Hz、消費電力 50 VA typical / 300 VA peak（起動時）
NQA-4480 データ分配器	電圧 AC 100 / 220 / 230 V、周波数 47.5 ～ 63 Hz、消費電力 15 VA typical / 150 VA peak（起動時、表示器を 3 つ接続を含む）
NWW-82 主表示器	電源電圧 DC 10 ～ 32 V、消費電力 1.5 W typical / 3 W peak

構成

標準

品目	型名	数量
信号処理部	NJC-80	1
データ分配器	NQA-4480	1
シーバルブ	NKF-980	1
振動子^*	CFT-780	1
主表示器	NWW-82	2

オプション

品目	型名
舷側表示器	NWW-85
防水、固定用筐体	704080
200 puls / nm 用拡張基板	704110
外部ディマー	NCM-1080
リモートコントロールユニット	NCM-1180
アナログ表示器	NWW-828
予備品	702193

※：振動子のケーブルは 30 m または 40 m の選択になります

スピードログ JLN-900

IMO MSC.334（90）に本製品１台のみで適合

特長

相関式による正確な測定

50,000GT以上の船舶でも1台のみで搭載要件に満足

対地・対水振動子一体化によるコスト低減

様々な表示器をラインアップ

システム構成図

系統図

外形寸法図

仕様

速度計測

構成

標準

オプション

カタログダウンロード

生産終了品

関連製品のご紹介

BNWAS

導入事例

技術紹介

資料ダウンロード