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2019年5月20日[2019年5月20日 プレスリリース]

管理対象船の状況が容易に把握できる船陸間連携ソリューションを提供します

日本無線株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:荒 健次、以下JRC日本無線)は、自社が管理する船舶の運航状況等が事務所からも容易に把握でき、さらに船舶との間で相互に情報共有も可能とするソリューションとして、当社製VDR/S-VDR(JCY-1900/1950)*1やJ-Marine NeCST*2を用いた船陸間情報サービスを2019年4月より開始しました。

このサービスは、FX*3等の高速衛星通信装置の搭載船に弊社製の機器をご搭載いただくことで、管理会社事務所にて管理対象船舶の状況を「見たい時に見ることが可能」となり、経済的、且つ安全安心な運航管理に貢献します。

ご提供可能な情報サービスは、下記の通りです。

Smart Ship Viewer(SSV)

主に以下の3つのサービスを提供します。

1) 船舶モニタリングサービス(Fleet Viewer)
管理会社事務所に居ながら、管理船の動静や当社製機器状態をWebブラウザにより閲覧できる船舶モニタリングサービスです(*)。効率的な運航管理や突然の機器トラブル回避にも貢献します。
本サービスの推奨構成は当社製VDRとJ-Marine NeCSTの組合せですが、当社製VDRのみでも一部のサービスを提供可能です。
(*)モニタリングできる情報は、搭載される機器構成により異なります。


2) VDR記録データのダウンロードサービス(Ship Management)
本船に搭載された当社製VDR/S-VDRに蓄積されたデータ(船速、操舵、エンジン情報他)を、J-Marine Cloudを介して陸上側にて入手できるサービスです。また、入手したデータは、VDR Real Time Monitorソフトウェア(**)を使って再生することが可能です。本船の航行状況の確認や、万が一、海難事故が発生した場合に、船員の手を煩わせることなく、迅速な事故状況の把握に貢献します。なお、本サービスには当社製VDRが必要です。
(**)当社製の専用ソフトウェアで、VDR/S-VDRに標準添付されています。


3) 船船間および船陸間におけるデータ共有サービス(Voyage Archive)
J-Marine NeCSTで作成した航海計画をJ-Marine Cloudに蓄積することにより、その情報は他船のJ-Marine NeCSTと共有することが可能です。このサービスにより、同じ航路を航海する場合等に航海計画の作成負担を軽減することが可能です。なお、本サービスにはJ-Marine NeCSTが必要です。

※上記3つのサービスは、Microsoft Edge、またはGoogle Chromeのインストールが必要です。
Microsoft Edgeは、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Google Chromeは、Google Inc.の商標です。

SSVにおけるFleet Viewer

SSVにおけるFleet Viewer(手書きによる情報入力の一例)


緊急情報の船陸間連携サービス

J-Marine NeCSTは、緊急事態に陸上側の管理会社や船会社といち早く情報を共有するための機能を搭載しています(***)。本船と陸上で共有された図面やチェックリスト、チャット機能により、コンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)立案等、迅速な意思決定をサポートします。なお、本サービスにはJ-Marine NeCSTが必要です。
(***)陸上側には、専用ソフトウェアであるNeCST Managerが必要です。NeCST Managerは弊社が推奨するパソコンにインストールする必要があります。

船陸連携イメージ

船陸連携イメージ


*1:VDR(Voyage Data Recorder)は"船のブラックボックス"とも呼ばれ、衝突・沈没などの海難事故発生の際に本船から記録データを回収して、船速、操舵、エンジン情報、船橋内の会話、VHF通信音声、レーダー映像などの航海情報を読み出して、事故原因の究明に活用されます。また、S-VDR(Simplified-VDR)は、2002年以前に建造された貨物船向けの簡易型VDRであり、収集データ要件や記録カプセルの試験要件の一部がVDRに比較して緩和されています。
*2:J-Marine NeCST (Navigational electronic Conning Station Table )は、電子海図に手書き情報や気象情報等を重畳表示することで効率的な航海計画を立案するなど、運航に関わる各種情報をデジタル化し、船舶同士あるいは陸上オフィスとの間で、その情報の共有を可能とする運航支援装置です。
*3:FX(Fleet Express)はインマルサット社が提供する高速衛星通信システムであり、FBB(Fleet BroadBand)とGX(Global Express)とを組み合わせたシステムです。


JRC日本無線は、より安全かつ高効率な運航に寄与する様々なソリューションを今後も実現してまいります。

お問い合わせ先

(報道機関)

日本無線株式会社
経営企画部 広報担当
Tel: 03-6832-0721

(その他)

日本無線株式会社
マリンシステム営業部 国内営業グループ
Tel: 03-5534-1115

  1. 内容はリリース時現在のものです