気象レーダーシステム CバンドMPレーダ雨量計

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施工例
施工例
(国土交通省 四国地方整備局様)

レーダ雨量計は、降雨量を面的に観測して防災などに利用するための装置です。半径198 kmの範囲まで1 mm/hの雨の観測が可能な性能を有し、観測データは5分間または1分間の平均値で処理されます。

MPレーダでは従来の雨量強度に応じて変化する受信電力に加え、二重偏波処理による偏波間位相差を測定してマルチパラメーター処理をおこなうことで観測精度の向上を実現しています。

特長

  • 半径300 km、360°全方位、および-2°から+90°の仰角範囲の空間を高精度に走査して3次元的な降雨データを収集します。
  • 二重偏波観測に適した構造のレドームを使用しています。
  • 直径4.3 mのカーボンFRP製のパラボラアンテナを採用することで軽量化を図っています。
  • 二重偏波機能を実現するために水平偏波・垂直偏波を同時に送受信できます。
  • 長寿命な固体化送信機を採用し、安定した送信電力を供給しています。
  • ユーザーが観測スケジュールを設定することができます。この機能により、空中線走査をはじめとするレーダ動作制御および観測データ収録を自動的に行うことができます。
  • 降雨雪粒子のドップラー速度を実時間で処理できるFFT方式を採用し、ドップラー速度折返し補正機能を標準装備することで検出幅を拡大しています。
  • 各装置は、耐震性、耐久性について十分考慮された構造となっています。

仕様

空中線直径 4.3 m
偏波 水平偏波および垂直偏波の同時送受信
周波数 5,330~5,370 MHzのうち指定される一波
送信出力 水平偏波:5 kW、垂直偏波:5 kW
送信パルス幅 1.0 μs/100 μs の組み合わせ 
観測範囲 半径300 km(半径198 kmの範囲で1 mm/hの雨を観測可能)
方位:全周
距離分解能 125 m
出力データ 受信電力(Prh-Nor、Prv-Nor、Prh-MTI、Prv-MTI)、
平均ドップラ速度(Vh)、速度スペクトラム幅(Wh)、
偏波間位相差(φDP)、偏波間相関係数(ρhv)

システム構成例

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