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2018年5月16日

ベトナム航空交通管理公社と空港面監視用マルチラテレーションシステムの実証実験と技術協力に関する合意文書を締結

日本無線株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:荒 健次 以下JRC日本無線)は、ベトナム航空交通管理公社(Vietnam Air Traffic Management Corporation 以下VATM)と、空港面監視用マルチラテレーションシステムの実証実験と技術協力に関する合意文書を締結し、5月2日にベトナム・ハノイで署名式を実施しました。
署名式には、ベトナム側から情報通信省 タム副大臣、交通運輸省 トゥー副大臣、VATM ズン会長、ベトナム航空局関係者、日本側から坂井総務副大臣、梅田在ベトナム日本大使、総務省および国土交通省航空局の関係者にご臨席いただき、VATM ザー社長とJRC日本無線 荒社長との間で合意文書に署名しました。

署名式

空港面監視用マルチラテレーションシステムの実証実験と技術協力に関する合意文書の署名式

本合意文書の締結は、総務省の「空港面監視用マルチラテレーションの海外展開を通じた周波数の国際協調利用促進に関する調査研究の請負」をJRC日本無線が受託した取り組みの一環で、フーコック国際空港への実証実験システム実施に向けたJRC日本無線とVATMの相互技術協力の内容について合意するものです。

合意書の概要

本契約では、各社の取り組みに関して以下の内容について合意しています。

VATM

・マルチラテレーションシステム導入に伴う、越国内関係機関に対する諸手続き
・マルチラテレーションシステム運用電源の確保
・フーコック国際空港での現地調査からシステム引渡しまでの支援
・実証実験に必要となる情報とデータの提供
・マルチラテレーションシステムを適切に運用するための人員の配置
・引渡し後のマルチラテレーションシステム設備の運用、維持、管理


JRC日本無線

・プロジェクト全体の統括
・マルチラテレーションシステム機材並びに、図書類の提供
・マルチラテレーションシステム運用、維持、管理に関するVATM人員へのトレーニングの実施


2016年、ベトナムを訪れた外国人観光客は延べ1千万人を超え、2015年と比べ、26%増となっています。ベトナムは3260kmに及ぶ海岸線や125ヶ所のビーチ、数千もの景勝地や文化遺跡などに恵まれており、ベトナム政府は2020年までに30兆ドン(約1480億円)をかけて重点的観光スポットのインフラ整備を完成させることを目指しています。
フーコック国際空港は、ベトナム屈指のリゾート地であるフーコック島の要所であり、同島の開発マスタープランでは2020年には200万人、2030年には500万人の観光客を受け入れるとしていることから、観光客の増加による航空需要の拡大が予想されております。 JRC日本無線のマルチラテレーションシステムは、フーコック国際空港における航空機の安全および効率的な運航に貢献することが期待されております。


マルチラテレーションシステムとは

航空機から発せられる二次レーダ(SSR)信号を空港内の複数の受信機で受信し、その受信時間差をもとに正確な航空機位置を検出するシステムです。
JRC日本無線は電子航法研究所(ENRI)とRoF(Radio over Fiber)技術を利用した以下に示す特徴を有する次世代型マルチラテレーションシステムを共同開発しました。

・従来システムの課題であったマルチパス環境下でも高精度で航空機の位置検出が可能
・受信局をシンプルにして小型・軽量化(従来比1/20)低省電力化(従来比1/1000)を実現
・受信局の低消費電力化により、光ファイバ接続のみでの動作を可能
・屋外機器の構成を簡略化し、メンテナンス性の向上、特に屋外保守作業を軽減

なお、この共同開発で利用したRoF技術とは、RF信号をレーザ光で強度変調し、光ファイバで伝送することで無誘導、低損失という特徴を有し、同軸ケーブルでは伝送できないような長距離のRF信号の伝送が可能な技術です。

マルチラテレーションシステム概要

マルチラテレーションシステム概要


お問い合わせ先

(報道機関)

日本無線株式会社
経営企画部 広報担当
TEL : 03-6832-0721

(その他)

日本無線株式会社
海外事業統括部 海外営業グループ
TEL : 03-6832-0155

    内容はリリース時現在のものです