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2006年5月29日 [2006.5.26 プレスリリース]

無線通信機器向けプラットフォームLSI を開発

日本無線株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:諏訪頼久 以下:JRC 日本無線)は、多様な無線通信機器のニーズに対応するため、無線通信機器のベースバンド信号処理機能を効率的に実現する通信プラットフォームLSI と、LSI に搭載する共通ソフトウェアライブラリセットを通信プラットフォームとして開発しました。

すでに、この通信プラットフォームを用いて、デジタル方式タクシー無線機、次世代衛星通信システムを初め、複数の無線通信機器を開発しています。今後、応用アプリケーションを増やすとともに、ライブラリをさらに強化して、対応できる無線通信機器の範囲を拡大する予定です。

画像:無線通信機器向けプラットフォームLSI

JRC 日本無線の基幹事業である無線通信分野においては、技術革新のスピードが速く、また、ユーザニーズの多様化も進んでおり、多様な製品の短期間での開発が求められています。今回開発したプラットフォームLSI は、複数のプロセッサと高性能な演算回路などの専用ハードウェアを内蔵して、ソフトウェアを変更することによって多様な製品に適用できるアプリケーションプラットフォームのキーデバイスとして、市場要求に応えた製品開発に貢献するものです。

近年、無線通信機器におけるベースバンド信号処理は、デバイス技術の進歩に伴い、デジタル処理・ソフトウェア処理による実現が主流になりつつあり、また、機器に対する機能・性能の高度化や低消費電力化要求が一層高まってきています。このような中で、代表的なデジタル信号処理機能の実現手段である汎用CPU と汎用DSP との組み合わせでは、これらの要求を満足することが困難になってきており、無線通信機器に適し、かつ、多様な製品に適用できるプラットフォームLSI が望まれていました。

そこで、JRC 日本無線は無線通信機器メーカーとしての豊富な経験を活かし、複数のプロセッサに加えて無線通信機器への応用に適した専用ハードウェアを内蔵したプラットフォームLSI を開発しました。

特 長

変復調処理等の通信信号処理に適した専用演算回路内蔵

処理内容や処理順序をプログラミング可能な独自回路により、高い信号処理能力と柔軟性の両立を実現しています。

1つのCPU と2つのDSP を搭載したマルチプロセッサ構成

独自のデータバス構造を採用し、1チップにて信号処理とプロトコル処理等の並列実行を可能としています。

無線通信機器への応用に適した豊富なインターフェース回路内蔵

各種標準仕様に対応した独自回路を内蔵し、幅広い機器に応用可能としています。

このように、高い柔軟性を活かして複数の機器間でのソフトウェアの再利用や、短期間で高品質なソフトウェア開発も可能となります。また、単に通信信号処理だけではなく、広範な周辺回路も取り込め、回路構成を単純化させることで機器の小型化・経済化を実現することができます。

これらの特長より、プラットフォームLSI を搭載する各種無線通信機器の高機能化、高性能化、差別化を実現します。

今後は、更なる低消費電力化、高性能化、高機能化を目指した研究開発活動を続けていきます。

お問い合わせ先

本リリースに関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。

日本無線株式会社

研究開発本部/コーポレートセンター 広報担当
pr@jrc.co.jp

  1. 内容はリリース時現在のものです