生物多様性保全への取り組み

日本無線は、海洋プラスチックごみによる汚染が海洋の生物多様性に与える影響を低減するため、漁業による回収および監視機能の可能性を示し、日本近海の生態系保全に資する東京海洋大学の研究活動に賛同しています。社員の調査への参加や活動資金の寄付等を通じて、同大学と協働しています。

海洋に流出したプラスチックごみの回収は容易ではありませんが、その最前線にいるのは漁業者です。実際の漁業現場では漁獲物にさまざまなごみが混ざって揚がっており、漁業が海洋プラスチックごみの回収に寄与できる産業であることを示しています。

本取り組みでは、回収した海洋プラスチックごみの解析により発生源特定の精度を高めるとともに、定置網による回収性能を評価し、漁業者による日本周辺海域での回収の可能性を検討します。さらに漁業による回収と監視機能の有効性を明確化し、東京湾をはじめとする日本近海の生態系保全への貢献を実証していきます。