特長
本装置の特長
JUE-95LTは、インマルサットCシステムを用いたLRIT専用機です。国際海事機構(IMO)で制定されたLRIT要求仕様に完全適合するとともに、軽量・コンパクトなユニットとシンプルなシステム構成により、最小限のコストで装備可能です。
簡単・自在な装備方法
JUE-95LTは、JRCの他のインマルサット-C装置と同様に屋外装置と屋内装置の接続は同軸ケーブル1本で簡単に装備ができます。また屋外装置も屋内装置も軽量・コンパクトな設計で、設置場所を選びません。
LRITとは
船舶長距離識別追跡装置 (LRIT- Long Range Identifi cation and Tracking) は、海上の保安強化を行うために国際海事機構(IMO)で制定された全世界的な船舶動静監視システムであり、国際航海に従事する全ての旅客船(高速船含む)と300GT以上の貨物船(高速船含む)および自航式海底資源掘削船への装備が義務付けられています。 本装置は、各船舶が旗国(船籍国)の定めた方法に従って、船舶通信IDや位置情報などの自船の固有情報(LRIT情報)を陸上のデータセンターに一定時間毎に送信します。
対象船舶
以下に示す(国際航海に従事する)船舶はLRIT装置の装備が義務付けられています。
船種
高速船を含むすべての旅客船
300GT以上の高速船を含む貨物船
自航式海底資源掘削船
SOLAS V 19-1
2008年12月31日以降に建造された船舶
2008年12月31日以前に建造され、下記海域で運航する船舶:
A1、A2またはA1、A2、A3海域-2008年12月31日以降の最初の無線検査まで装置追加
A1、A2、A3、A4海域-2009年7月1日以降の最初の無線検査まで装置追加
A1海域のみ運航する船舶はAIS搭載により除外
LRIT対応
豊富なLRIT対応ソリューション
JRCでは、LRIT専用機JUE-95LTだけでなく、インマルサットC JUE-87の最新バージョンをはじめ、従来のJRC製インマルサットC装置からのアップグレードもご用意しています。すでに下記の従来機種をご使用の場合は、弊社担当営業までお気軽にご相談ください。
(注意:機種によっては装置交換の場合があります。)
JUE-87
JUE-85
仕様・外形寸法図
仕様
1) 2位相偏移変調
屋外装置、ポール取付け用ブラケット
屋内装置
標準構成
屋外装置
屋内装置
屋外装置設置用添付品
屋内装置設置用添付品
ケーブル類
予備部品
取扱説明書
ケーブルについて
※外観・仕様などは、予告なく変更することがあります。