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J-Marine NeCST 安全運航を支える機能を拡充

製品情報

日本無線株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:小洗 健)は、当社製J-Marine NeCST※1およびSSV(Smart Ship Viewer)※2をアップグレードし、本船側及び陸上側それぞれのユーザーに対し、従来よりもさらなる安全運航と運航効率化を支援することが可能になる新たな機能を開発しました。

新機能

今回、新たに開発した機能は「プレイバック機能」「情報配信機能」「最適航路表示機能」の3点です。

プレイバック機能

J-Marine NeCSTに、カメラを接続することで、カメラ画像や針路等のセンサー情報、更にNeCST上で作成した航海情報(航路計画、ユーザチャート、船内業務等)を組み合わせ、情報を過去に遡って再生できるプレイバック機能を搭載しました。入出港時の状況や再現が必要なシーンを容易に確認することが可能です。
また、陸上向け運航管理支援サービスSSVからも本船上のプレイバックデータを取得、表示することが可能です。

プレイバック機能イメージプレイバック機能イメージ

情報配信機能

J-Marine NeCST搭載船に対しSSVを利用して陸上オペレーターから情報発信する機能です。船舶管理会社が保有する航海時の周知情報を、J-Marine NeCSTのベース地図情報であるENC(電子海図)上に表示させることを実現しました。今までE-mail等で管理船に配信された情報から、乗組員が該当位置を確認していた作業を省き、直接ENC上に表示させることで、運航管理の効率化を図りました。
更に、本船からクラウドにアップロードされたプレイバックデータを管理船間で共有することを可能としました。

情報配信イメージ情報配信イメージ

最適航路表示機能

J-Marine NeCSTで作成した出発港から到着港までの計画航路に対し、航路上の気象海象条件を考慮し、燃料消費量が最小となる最適航路を提供します。
また、全世界の風・波・潮流・台風情報を表示し、特に日本近海では高精細な気象海象情報を充実させました。 これにより船舶の省エネ運航に寄与します。

最適航路連携イメージ最適航路連携イメージ

※1:J-Marine NeCSTは、電子海図への手書き情報や気象情報等の重畳表示、ブリッジに搭載しているECDISとの情報連携等により、航海計画の効率的な立案を可能とする運航支援装置です。詳細情報はこちらをご覧ください。

※2:SSV(Smart Ship Viewer)は、Web ブラウザから洋上にいる管理対象船舶の状況を「見たい時に見ることが可能」とする、効率的かつ安全安心な運航管理に貢献するサービスです。詳細情報はこちらをご覧ください。

関連情報

  • ニュース(2017年5月17日発表)
    航海情報管理の新時代に向け「J-Marine NeCST」を日本郵船(株)、(株)MTIと共同開発
  • ニュース(2018年1月18日発表)
    陸上オフィスにて「J-Marine NeCST」の試験運用開始
  • ニュース(2018年1月24日発表)
    「J-Marine NeCST」の商用運用を開始します
  • ニュース(2018年3月23日発表)
    J-Marine NeCSTによる船陸間連携試験を実施
  • ニュース(2019年3月25日発表)
    J-Marine NeCSTが『平成30年度水路技術奨励賞』を受賞
  • ニュース(2019年5月20日発表)
    管理対象船の状況が容易に把握できる船陸間連携ソリューションを提供します
  • ニュース(2019年7月16日発表)
    J-Marine NeCSTが『平成30年度航海功績賞』を受賞

お問い合わせ先

報道機関
日本無線株式会社
経営企画部 広報担当
Tel:03-6832-0721


その他
日本無線株式会社
マリンシステム営業部 情報ビジネスグループ
Tel:03-5534-1225

注)内容はリリース時現在のものです