お客様各位
日頃より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
本件について、ご使用が明確になっているお客様には1998年にご通知申し上げておりますが、弊社製車載用GPS受信機で、2014年8月がGPSのロールオーバーによる耐用年限となっている機種が存在し、まもなくその期日(2014年8月17日)を迎えます。その内容・対応方法につきましてお知らせいたします。
GPSシステムに於ける「年月日の有効期間」は起点日から約19.6年に設定されています。本件対象機種の場合は、1995年1月1日を起点日としていますので約19.6年後の2014年8月17日午前9:00(日本時間)に年月日が起点日の1995年1月1日に戻ります。時刻出力には影響ありませんが、測位機能に関しましては、年月日が1995年1月1日に戻ることで一時的に測位が中断したり、測位までの時間が長くかかることが考えられます。
詳細につきましては、弊社営業部にお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
対象機種および対応内容は以下をご覧ください。
CCA-290HJ / 290HJ1 / 290HJ2 / 290HJX / 290HJY / 290HZ / 290HZX / 290HZY / 290P / 290VJ / 290VZ / 291P / 291PZ / 390HJ / 390HJ1 / 390VJ
下表のROMを搭載するGPS受信機が対象となります。
ROMバージョンは下記いずれかの方法でご確認ください。
(1)GPS受信機筐体のフタを開け、ROMに貼付されているラベルを確認
(2)JRC標準出力の場合、拡張出力を設定、86~90バイト目を確認
(3)NMEA出力の場合、PJRCE,GP,0入力の出力データ指定で[9]を設定、13~20バイト目を確認
下記いずれかの方法によりコールド・スタート・フィックス(CSF)を起動し、改めて衛星情報を収集する事で測位復帰が図られます。(年月日の復帰はできません。)
(1)CSF起動コマンドによる起動。
(2)バックアップ電源無しで電源投入。(リチウム電池付き受信機の場合は、一時的に電池を取外して下さい。)
今回対象となっていない機種でも、開発時期により今後順次GPSのロールオーバーが発生いたします。これらの機種でも今回対象機種と同様に年月日が起点日(約19.6年前)に戻り、一時的に測位が中断したり、測位まで時間がかかる可能性があります。
今後の対象機種は以下のとおりです
上記以外の機種については、お問い合わせください。
注)*1 内容はリリース時現在のものです