日本無線(株)は9月14日に英国検定機関QinetiQより、当社製AIS(Automatic Identification System;船舶自動識別装置) JHS-180の型式承認合格の仮証書を入手しました。
AISの検定は世界の複数の検定機関で実施されていますが、日本無線(株)はこの度ヨーロッパの検定機関においてアジアのメーカとしては初めての合格となります。
AISは、航海中の各船舶が船名、コールサインなどの固有情報のほかに、位置情報、針路、船速などの航海情報をVHF帯で定期的に放送すると共に、他船からも放送されるこれらの航海情報を表示するシステムであり、その情報を有効に活用することにより、船舶同士の衝突防止に役立てることができるほか、AISを装備する陸上局においても船舶の位置管理や運航管理などの効率化など、海上交通のIT化・近代化と安全航行向上に大きく寄与することが期待されています。
AISは、2000年のSOLAS※1条約(海上人命安全条約)の改正に伴い、全ての客船と、国際航海に従事する300トン以上の船舶および国際航海に従事しない500トン以上の船舶に対して、2002年7月1日以降の新造船ではその時点から搭載義務が生じるほか、既存船では2002年7月1日から2008年7月1日までの間に順次搭載が義務化されております。
検定試験はIMO※2の性能基準(MSC74(69))のほかに、IEC※3の試験基準(IEC61993-2)および、ITU技術基準(ITU-R M.1371-1、M.825-3)等に基づいて行われ、今回の合格により当社製AIS JHS-180はすべての関連する国際基準を満足することが証明されました。
日本無線(株)の船舶無線通信機器分野における永年に亘って培われた技術と経験を結集して開発されたJHS-180は、信頼性の高い優れた製品であり、今後年間2000台以上の販売を目指しております。 |