26GHz帯 P-MP ワイヤレスIPアクセスシステム

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画像:無線で効率的なブロードバンド環境を提供

概要

本製品は、26GHz帯準ミリ波をつかい、最大伝送速度80Mbpsの高速インターネット環境を提供する無線アクセスシステムです。本システムが使用する26GHz帯は、通信事業者ごとに周波数ブロックが割り当てられているため、電波干渉の問題が避けられるとともに、面的なサービス展開が可能です。また本システムは、所定のサービスエリア内で、基地局と加入者局との距離に依存せず加入者局ごとに公平な高速無線通信が可能です。
ADSLやFTTHなどの有線系インフラが十分に整備されていない地域でも、本システムによりブロードバンド環境を構築できます。

※システム構築には、電気通信事業者による無線局免許申請などが必要となります。

特長

システム全体

  • 30MHz幅の1周波数チャンネルを用いて80Mbps/40Mbpsの無線伝送速度を実現します。
  • 無線伝送速度は、選択された変調方式(16QAM/QPSK)により決まります。変調方式は、加入者局との距離や降雨などの無線伝播路環境に合わせて加入者局ごとに制御されます。
  • 基地局が送受信するトータル・スループット(イーサネットフレームの平均データ伝送速度)として最大46Mbpsが得られます。
  • 独自のMAC(Media Access Control)方式により、トータル・スループットはデータを送受信しようとする加入者局に公平に割り当てられます。したがって、ADSLや無線LAN 方式のように基地局と加入者局の間の距離に依存せず、同一のサービス品質が提供できます。
  • 基地局-加入者局間のデータ伝送は、加入者ごとに異なった鍵で暗号化されており、十分なセキュリティが確保されます。
  • 加入者局の設置登録および運用状態監視のための保守監視システム(OpS:Operation System)を別途用意しております。

画像:イラスト

高度情報通信ネットワーク社会の形成のため、インフラ整備の重要性はe-Japan 戦略にも触れられています。しかし、14年度版 情報通信白書によると光ファイバ網整備率について都市部と地方の格差は最大4倍以上との報告もあり、情報通信基盤の地理的格差は依然解消できていない現状にあります。
NTTアクセスサービスシステム研究所とJRC日本無線により共同開発されたこのシステムは、地理的または運用コスト的に各家庭まで光ファイバ網の敷設が難しい場所にブロードバンド環境を実現することを目的とし、情報通信基盤の地理的格差を是正する一翼をになうことが期待されています。

基地局

画像:基地局

(撮影:福島県原町市)

  • 1つの基地局で、最大239局の加入者局を収容するP-MP(Point-to-Multipoint)通信システムを構成することができます。
  • 一般住宅地向けオムニアンテナ(360°水平指向性)と、集合住宅向けホーンアンテナ(水平90°×垂直90°指向性)を用意しています。
  • インターフェースとして光(100BASE-FX)および電気(100BASE-TX)を選択することができます。

加入者局

画像:加入者局

  • アンテナと本体を一体化したコンパクトな屋外筐体(19cm×19cm×7cm)で、ベランダなどに容易に取り付けられます。
  • LANケーブル一本で屋内のパソコン接続と電源アダプタによる給電が可能です。
  • 加入者局どうしを対向させてP-P(Point-to-Point)通信システムを構成することも可能です。