2010年1月26日 [2010年1月26日 プレスリリース]
4.9GHz帯 無線LANブリッジ「JRL-749AP2/ST2」を受注開始-電波干渉が少なく、高品質な無線ネットワークを構築可能に-
日本無線株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役:諏訪頼久)は、4.9GHz帯(注1)周波数を利用したIEEE802.11j(注2)規格対応の無線LANブリッジ「JRL-749AP2/ST2」を2010年1月より受注開始致しました。

商品名:JRL-749AP2 価格:オープンプライス
商品名:JRL-749ST2 価格:オープンプライス
無線LANを搭載したパソコン・携帯ゲーム機等の普及や、街中の無線LANホットスポットの増加によって、屋外で一般に普及している2.4GHz帯の無線LANは周波数が逼迫してきております。一方、ディジタルデバイド解消のための離島間長距離固定通信や、列車や自動車あるいは産業用搬送車の移動体通信等にも無線LANの利用が増えており、干渉を受けにくい無線LANの要求が高まっております。
今回発売する「JRL-749AP2/ST2」は、電波干渉を受ける可能性が極めて低い4.9GHz帯を利用するため、安定した通信回線を必要とするシステムにも無線LANの提供が可能です。
【特長】
1.電波干渉の少ない4.9GHz帯周波数を利用した高品質な無線ネットワークを構築できます。
※利用には総務省への登録(注3)が必要です。必要に応じて弊社も登録申請のサポートを致します。
2.特定の悪条件(混信、スループットの低下)になっても、自動的にチャネルを切り替えて通信状態の維持を図ります。
3.スプリアス規格0.2μWに対応しており、全国での登録申請を可能としました。
4.数種類の無指向性、指向性アンテナを用意しておりますので、屋内通信から10kmを超える屋外長距離通信までのネットワークに適したアンテナを選択可能です。
5.QoS(注4)に対応し、音声・映像サービスへの適用が可能です。
- 4.9GHz帯とは
2002年に総務省により、4.9GHz帯(この他に2012年11月まで限定使用の5.03GHz帯もある)が無線アクセス用として開放されました。電子レンジやレーダーなどの干渉がなく、屋内・屋外で安定した通信が可能です。 - IEEE802.11jとは
5GHz帯無線LANの規格としてIEEE802.11aがありますが、4.9GHz帯は占有周波数幅など11aと異なる規定があるため、2004年にIEEE802.11jが新たに策定されました。 - 登録制度とは
無線局は一部の免許不要局を除いて無線従事者による免許申請と許可が必要ですが、特定の無線設備であれば登録するだけで使える制度です。そのため、無線従事者の方が申請すればどなたでもご使用になれる無線機です。 - QoSとは
QoS(Quality of Service)とは映像や音声のようなストリーム信号を優先して伝送する機能で、時間遅れの少ないサービスを提供できます。
お問い合わせ先
(報道機関)
日本無線株式会社
経営企画室 広報担当
TEL: 0422-45-9774 FAX: 0422-45-9553
E-Mail: pr@jrc.co.jp
(その他)
日本無線株式会社
通信機器営業部 モバイル営業グループ
TEL: 03-6832-1736 FAX: 03-6832-1841
- 内容はリリース時現在のものです