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2005年9月29日 [2005.9.28 プレスリリース]

日清紡績株式会社・日本無線株式会社 共同発表業界初 電気二重層キャパシターの高電圧モジュール販売を開始

日清紡と日本無線は、モジュールの組み合わせにより600Vまで対応可能な高電圧電気二重層キャパシターモジュール「N's CAP(エヌズ・キャップ)」の製品販売を10月より開始します。

従来の15Vモジュールに加え、200Vと400Vを新たにラインナップ。販売開始に向け月産1万セルの生産ラインを構築しました。

電気二重層キャパシター*1は、従来の二次電池に比較して、電極に重金属などを使用せず、活性炭を使用しており環境負荷が少なく、数百万回の充放電の繰り返しが可能な蓄電装置です。

今回の販売では、自動車や産業機械などの分野において、ピークアシスト*2による装置の高速化・小型化や二次電池とのハイブリッドによる電池の長寿命化など、頻繁な充放電を必要とする用途での採用を見込んでいます。

この高電圧モジュールは、日本無線独自開発のセル間電圧の均等充放電回路*3 を標準装備させることにより、数百万回に及ぶ充放電性能を実現しています。また日清紡は、3V・0.8mΩの高電圧・低内部抵抗セルを開発し、飛躍的なモジュール内部抵抗の低減に成功しました。これにより、大電流放電開始時の電圧降下量が少なくなり、エネルギーを有効に使用することが可能となりました。直列に接続する事により600Vまで昇圧することが可能です。

2005年10月4日から8日まで幕張メッセにて開催される 「CEATEC JAPAN 2005」 で3Vセル、15V・200V・400Vモジュール、キャパシター採用のデモンストレーションなどを出展紹介します。

『セルシリーズ』

セル容量 エネルギー密度
(Wh/L)
パワー密度
(kW/L)
250F 10.8 14.3
500F 9.7 10.4
1000F 10.7 10.8

『高電圧モジュールシリーズ』

モジュール電圧 概要
200V 3V 1000F セル 68直列
200V 3V 500F セル 68直列
400V 3V 250F セル 136直列

400V キャパシタモジュール

サイズ:W192×D159×H630

重量:約14kg

  1. 電気二重層キャパシター
    電気を貯蔵できる蓄電デバイスの一種で、カーボン(炭素)を主成分とする電極とイオンを含む電解質から構成されています。電気エネルギーは、炭素電極の表面に形成されるイオンの吸着層(電気二重層)に蓄えられます。充電池と違い、短時間に大電流での充放電が可能で、充電・放電を繰り返しても性能の劣化が極めて少なく、半永久的に使用が可能な電源です。
  2. ピークアシスト
    瞬時に発生する最大電流を供給すること。
  3. 均等充放電制御回路
    複数のセルを直列接続して充放電を繰り返すと、各セルの静電容量や内部抵抗のバラつきにより各セルの電圧にバラつき(アンバランス電圧)が発生し、セルに過大電圧、極性反転が生じ急激にセルが劣化する可能性があります。セルの劣化を押えてフルに充放電するにはアンバランス電圧を押える均等化回路が必要です。考案した均等充放電回路は、複数セルの平均電圧より高い電圧のセルから低い電圧のセルに補充電し逐次平均化する方式で、従来の方式より高精度、高速で均等化ができるので大電流でフルに充放電できる特長があります。

お問い合わせ先

当製品に関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。

日本無線株式会社

Cプロジェクト室 TEL:0422-45-9965
c-project_biz@m1.jrc.co.jp

日清紡績株式会社

研究開発本部 蓄電デバイスグループ TEL:043-205-0792
info-cap@nisshinbo.co.jp

本プレスリリースに関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。

日本無線株式会社

総務人財部 広報グループ TEL:0422-45-9548

日清紡績株式会社

研究開発本部 蓄電デバイスグループ TEL:043-205-0792
総務本部 広報課 TEL:03-5695-8854

  1. 内容はリリース時現在のものです