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2002年3月14日

日本無線(株)豪華客船『ぱしふぃっくびいなす』にVDRを初搭載

 日本無線(株)は、VDR(Voyage Data Recorder:航海データ記録装置)JCY-1000をクルーズ客船に搭載装備いたしました。本船は日本クルーズ客船(株)所属の「ぱしふぃっくびいなす」で、就航は1998年4月 26,518総トン、全長183.4m、旅客定員696人の豪華客船で、日本国籍船では今回が初めてのVDRの搭載実績となります。

 "船のブラックボックス"とも呼ばれるVDRは、衝突、沈没等海難事故発生の事後解析のため航行データを収録する記録装置で、既存客船については2004年1月1日までにVDRの搭載が義務付けられております。「ぱしふぃっくびいなす」はこの義務条件に沿って本年1月24日に(株)アイ・エイチ・アイ・アムテック 相生工場にて搭載されたもので、この度のドックインの後オセアニア航路に就航、最初の寄港地パラオに向け出港しました。

 客船搭載の場合、通常のレーダ画像や船橋内会話、測位データ、機関データなどに加え、水密扉・防火扉の開閉情報や各種船内警報情報等々、貨物船搭載に比べ大量の情報量を有したVDRとなります。また、JCY-1000は航行データを収録する記録装置としての機能に加え年次定期保守の費用削減を目的とした、JRC独自のオンラインメンテナンス機能やインマルサット通信装置による記録データの遠隔監視、収集データのリアルタイム表示など、ユーザーにとっても有益な機能を備えております。

 国内の型式検定試験基準が未発行のため、昨年12月 英国の型式検定機関 QinetiQにおいて、 IMO*1とIEC*2の国際規格に基づくVDRの型式検定試験を受検、全項目に合格し、型式証明を取得いたしました。新造船のVDR搭載義務が本年7月から施行されることから、新造船と既存船搭載を合わせ平成14年度は、年間約100台の販売を見込んでおります。

画像:日本クルーズ客船(株)殿「ぱしふぃっくびいなす」

画像:JCY-1000

  1. 内容はリリース時現在のものです