2008年 3月19日 [2008.3.18 プレスリリース]


第3.9世代携帯電話基地局向け広帯域・高出力リニアパワーアンプを開発
世界最高レベルの効率を達成


日本無線株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:諏訪頼久 以下JRC日本無線)は、広帯域、高出力が求められる第3.9世代携帯電話基地局向けに世界最高レベルの高効率リニアパワーアンプを開発しました。本アンプは、高効率カスタムデバイスによるドハティ方式アンプ(注1)と、広帯域信号に対応したデジタルプリディストーション(注2)技術により実現しました。


 基地局装置の小型化と低コスト化のための送信用リニアパワーアンプの高効率化は、今後の高速移動通信網実現の重要課題と考えます。JRC日本無線はかねてから高効率リニアパワーアンプ技術の開発を進めて参りました。このたび、窒化ガリウムによる高効率カスタムデバイスを新たに開発し、それを用いたドハティ方式アンプと、歪成分を30dB以上キャンセルする独自のデジタルプリディストーション(DPD)技術により、第3.9世代携帯電話基地局に求められる広帯域(20MHz)、高出力電力(30-40W)で、世界最高レベルの効率43%(アイソレータ(注3)を含む多段アンプモジュール)を達成しました(図1、2、表1)。
 今後は、商品化に向けてデジタルプリディストーション部とアンプモジュールを一体化するなど、小型化、低コスト化、高性能化を推進します。
 尚、開発したドハティ方式アンプについては、3月18日から北九州学術研究都市にて開催される電子情報通信学会2008年総合大会にて発表予定です。


*注1) ドハティ方式アンプ
ウィリアム・ドハティが開発した、2つのアンプの出力信号を合成する方式の高効率なアンプ。

注2) デジタルプリディストーション
予めアンプの歪と逆の特性を持つ信号をデジタル信号処理で生成し線形化を行う歪補償方式。

注3) アイソレータ
アンテナ等からの過度の信号反射から電子部品を保護するために使用され、信号を一方向のみにしか通過させない磁石とフェライト材料で作られた受動素子。

注4) 評価信号
第3.9世代方式と同等の評価信号として、第3世代W-CDMA信号4波により、帯域が20MHzで平均電力対ピーク電力比が7.5dB以上の信号を使用



本件に関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。

日本無線株式会社
通信機器営業部 ネットワーク営業グループ
Tel.03-3348-3853 Fax: 03-3348-3935

コーポレートセンター  広報担当
Tel.0422-45-9774 Fax: 0422-45-9553



*本内容は、リリース時現在のものです。
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