日本無線(株)製VDR (Voyage Data Recorder : 航海情報記録装置) JCY-1000は2001年12月11日、英国の検定機関QinetiQにおいてVDRの公式検査と全試験項目に合格しました。 VDRの検定はヨーロッパの複数の検定機関で実施されていますが、アジアのメーカとしては初めての合格です。
VDRは"船のブラックボックス"とも呼ばれ、衝突・沈没などの海難事故発生の際に本船から回収して、速度、舵、エンジン情報、船橋内の会話、VHF通信音声、レーダ映像などの航海情報を読み出して、事故原因の究明に活用されます。VDRはSOLAS※1(海上人命安全条約)により2002年7月1日以降に建造されるすべての国際航海に従事する客船と3000GT以上の客船以外の船舶、さらに国際航海に従事する既存の客船等※2への搭載が義務づけられます。
検定試験はIECの技術基準IEC61996※3に基づいて行われ、この合格により当社製VDR、JCY-1000はIMO※4の性能基準A.861(20), IEC61996等すべての国際基準を満足することが証明されました。
JCY-1000は日本無線(株)の永年に亘る舶用電子機器の開発で培われた技術を結集し自社開発した信頼性の高い製品で、航海情報記録に加え優れたデータ転送機能を有し、INMARSATを経由した陸上からの本船運航管理と装置への保守対応を高度にサポートする優れた製品です。新造船と既存船搭載を合わせ本格的搭載開始以降年間約500台の販売を見込んでおります。 |